有機農業はエコなのか?

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反面先生
反面先生

こんにちは。反面先生です。
今日は、有機農業は果たしてエコなのか?という話です。

有機農業は農薬や、除草剤などを使わないから、環境に優しくエコなんじゃないの?

じゃがいも君
じゃがいも君

  一般的に有機農業と言えば、環境に優しいイメージがありますよね。

農薬や、除草剤を使わないという点では、確かに、環境に負荷はかけてないのかもしれません。

 私も、就農当初は環境と人に優しい農業を掲げていました。

ですが!

 現実はどうでしょう。

長年、有機農業をやっていると、ふと疑問に思う時があります。

 一番、有機農業をやっていて違和感を感じたところは。

除草剤を使わないので、草を抑えるために、だいたいの野菜を育てる時には、ビニールマルチというビニール資材を使います。

このマルチという資材は、丈夫に出来てはいないので、使い捨ての資材です。

これを野菜を植える度に、畑に張って、終わると片づけて・・・と、繰り返します。

片づける度に、たくさんのビニールゴミが出ます。

たくさん野菜を作れば作るほど、ゴミが増えます。その量は、家庭ゴミより多いです。

じゃあ、ビニールマルチを使わなければいいじゃないの?

じゃがいも君
じゃがいも君
反面先生
反面先生

その意見は、ごもっともだと思います。
でも、現実問題、それは難しいんです。

 私も、農業を始めたばかりの頃は、出来るだけビニール資材を使わない農業を!

と思っておりましたが、植えた野菜よりも早く生長する草の対策に追われ、時間が足りなくなってしまいます。

 草刈り機での除草、敷き藁、敷き草などなど、色々と対策を施してはみたものの、特に夏に生えてくる旺盛な雑草を抑えることは出来ませんでした。

 夏野菜だけは、ビニールマルチを使おう、から始まって、気付いたら、ほとんどの野菜にビニールマルチを使っていました。

 除草剤を使うことと、大量のビニールマルチゴミを出してしまうこと。どちらがエコなんでしょうね。

反面先生
反面先生

その他にも、除草をするための機械の燃料など。

 人力で草を取るにも限界があるので、結局は機械で草を刈ったり、耕したりします。

その燃料もガソリンなので、石油を消費します。夏なんてすぐ草が伸びるので、こまめに草刈りをしないといけません。その分、燃料も使います。

自然に、草は生やしたままではいけないの?

じゃがいも君
じゃがいも君
反面先生
反面先生

そういう栽培方法もありますが。
農業で生計を立てようと思うと、難しいかなと思います。

 さきほども言いましたが。

草の方が野菜よりも早く大きくなります。特に夏などは、野菜の背丈を雑草が越えてきます。

そうすると、野菜に日が当たらなくなり、軟弱になってしまいます。

収量も悪くなるし、ひ弱になって病気になってしまうこともあります。

農業で生計を立てようとする農家的には、現実的ではない方法だと思います。

今日の格言

反面先生
反面先生

有機農業=環境に優しい農業とは一概に言えない。

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