反面先生
こんにちは。反面先生です。
今日のテーマは、野菜は薄利多売の商品なのか?という話です。
薄利多売というと、百円均一の商品みたいな感じなの?
じゃがいも君
平たく言えば、そういうことになると思います。
以前、知り合いの有機農家さんが、これからの野菜栽培は、工場で大量生産されるようになって、手作りで作られる有機野菜は、「伝統工芸品」のように価値のあるものになる。
と、言ってたことがあります。
確かに、それは一理あるとは思います。
工場製品化していけば、そうじゃない手作りの商品は、一部の人達にとって価値の高いものになり、価格が上がる。
という原理なのですが。
反面先生
私は、有機野菜は伝統工芸品にはなり得ない。と思います。
その心は?
じゃがいも君
野菜と伝統工芸品の大きな違いは。
野菜はあくまで消耗品である。ということ。
伝統工芸品は、一度買えば、永遠に残るものが多く、それに価値を見出して高値でも購入する人はいると思います。一生ものですからね。
ですが、野菜はあくまで消耗品。食べてしまえばなくなってしまうものです。
それにそこまでの価値が上がると思いますか?
残念ながら、野菜にはそこまでの価値はないと思います。
有機野菜を通常よりも高い値段で購入する人はいますが、それも通常の野菜の3倍くらいの値段までなのかな、という印象です。
それに野菜は生鮮食品で、売れるまでずっととって置けるものでもありません。
それがゆえに、需要と供給のバランスで、安値になってしまうのだと思いますが。
高値で買ってくれる人をじっくりと探している余裕もありません。
結果的に、どうしても薄利多売。大量に作って、安値でも大量に販売するしか利益を出すことが出来なくなってしまうのです。
今日の格言
反面先生
有機野菜をいえども、少量生産、少量販売ではやっていけないのが現実である。
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